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人間関係のメンテナンス

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意外と難しい人間関係として、友人や知人という存在があります。

 人間関係では、「家族が大事」「恋愛が一番重要」「仕事仲間こそ信頼できる存在」というような人がいます。一方で、「家族だけを大事にするのは問題である」、「恋愛だけがすべてじゃない」「仕事仲間だけを重視しない方がいい」という考え方をする人もいます。

 しかし友人については、「家族とは不仲だけれど」「恋愛で失敗しても」「仕事仲間と合わなくても」、でも「友人さえいればいい」という「友情至上主義」があり、これを否定する人は、実はあまりいません。

友人が大事という考え方は、若者だけの特徴ではありません。上野千鶴子さんもベストセラー『おひとりさまの老後』で、「家族をあてにせず、友人を大事にする生き方」を勧めています。
 友人を大事にすることは、一見とても「いいこと」のように見えます。しかし、すべての人間関係のメンテナンスの中で、友人のメンテナンスは大変だし、面倒なものです。

なぜでしょうか?

 家族は血縁で結ばれたり、法的に守られていますから、関係性はかなり強固です。「血縁幻想」は簡単に崩れるものではありませんし、法的にも強い存在です。好むと好まざるとにかかわらず、家族のメンテナンスを考えないわけにはいきません。

 また、仕事は経済活動です。お金は生きていくために必要ですし、仕事にまつわる人間関係もこなしていかなければ食べていけないので、メンテナンスせざるを得ません。

 恋愛も特別な関係という幻想が強いですし、何より恋愛に伴う肉体関係というのは非常につながりが強くなりがちです。そして、恋愛が結婚に発展すれば、そこに契約が発生し法律に守られた関係に変わっていくわけですから、メンテナンスすべき人間関係になるのです。

 このように、家族も仕事も恋愛もそれぞれ、人間関係の大きな前提があります。その前提(血縁、経済、肉体関係)があるためにメンテナンスが難しい部分もあるのですが、その前提があるからこそ、関係性を維持する動機が明確で強いのです。
友人について考えてみましょう。
 
 友人とは、人間関係を結ぶ前提が明確にはありません。そもそも「友人」と「知人」の差、「友人」と「親友」の差はどこにあるのか。「家族」や「仕事」や「恋愛」ほど、明確な基準があるわけではありません。

 「自分は親友だと思ってたのに、相手はそう思ってなかった」とか、「あの人はただの知人なのに友人面して困る」といった会話をよく聞きます。
 友人、知人、親友──。その違いを決めるのは難しいものです。

友人 親しく交際する人、ともだち
知人 知り合い
親友  親しい友


殆ど同じ意味ではないか??そう曖昧さが、友人との人間関係を非常に難しくしているのです。
 友人や知人との関係は「曖昧」だから難しいわけですが、一方で私は、友人や知人のよさはその「曖昧さ」にあるとも思っています。

友人関係は、目標がない関係です。目標といえばせいぜい「一緒に旅行に行く」「サークルに一緒に参加する」というような短期目標くらいで、長期目標はないのが普通です。
 逆に言えば、友人関係はそれらがないことがよい部分であり、また友人関係を維持するためには、それらを「関係性」の中には取り込まない方が、うまくいくことが多いのです。

 そしてよく言われることですが、友人の間では、お金の貸し借りもしない方がいいのです。少額のお金なら、返してもらうことを期待せずにあげたと思った方がいい。本やCDも、貸したら返ってこないと思うくらいでちょうどよいと思います。

 友人とは「前提のない関係」だけに、何でもないことで関係性が壊れてしまいます。本を返してもらえなかったというだけのことで、友情が壊れたりするものです。

家族や仕事や恋愛では、関係を維持するためのルールが形成されていくものですが、友人についてはルールがあまり形成されません。それぞれのルールが 平行線のまま続いていく。これは友人関係のいい部分でもありますが、どちらかが自分のルールを相手に適用しようとすると、関係が難しくなってしまいます。

 そして、友人との関係性で一番危険なのは「友人だからこのくらいのことはやってもいいだろう」「許されるだろう」と勝手に考えてしまうことです。もしも相手が本当に大事な友人であれば、約束を守り、相手の立場を尊重する関係性を築くべきなのです。

 友人関係こそ、一番壊れやすく、一番維持しづらい人間関係だと思っておいた方がよいと思います。
何年ぶりでも関係を再構築できる。

 一方で友人のよさは、「20年ぶりに再会しても、人間関係を築き直せる」ということができることです。

 例えば「元カレ」とか「元夫」という言葉はあっても、「元友」という言葉はありません。友人との「1周年記念日」というのもあまり聞きません。

 友人はこのように、友人になった時や別れた時が分かりにくいものです。常にべったりつき合っていなくても友人関係は保てますし、1年くらい連絡を取り合わなくても友人は友人でいられるものです。
 もし友人との関係が悪くなっても、その場で「絶交」はせず、とりあえず距離を置いて、関係を曖昧なままにしておくことができるのです。
 
 もちろん、どうしても許せないことがあれば、関係を絶ってもいいでしょう。また、何年か経って再会した時に、お互いに謝ったり、許したりすることができるかもしれません。
 だからこそ友人関係は、「年中無休で営業する」のではなく、途中で休業を取ったり、新装開店しながら、「何となく続けていくこと」がよいのです。

 そして、友人や知人との曖昧な人間関係をメンテナンスするというのは、かなり難しいのです。つまり、友人との人間関係をメンテナンスできる人は、人間関係の技術があるということです。
 家族も、仕事も、恋愛も、どの人間関係もうまくできない人が、友人との関係だけはうまくできるというのは難しいでしょう。

 友人というのは「人間関係の上級編」であり、「贅沢品」なのです。友人関係を維持することの難しさを理解しないまま、「いざとなったら友人がいる」というような幻想を持つのはあまり危険といえるでしょう。

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When I worked at a company, I suffered from depression. Therefore I wanted to study yoga, and I went thru the Bikram Yoga Teacher Training in Fall of 2006.

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